約30年間、トーベがほぼ毎年夏を過ごしたクルーヴ島の「夏の家」。
再現モデルの特別展示というので、のぞいて見ました。
筆立てがあったので、「お〜、どんな筆を使っていたんだろう」と近寄ってみたら、”ぺんてる 180円 " と筆に値札がはられていたよ。
まあ、再現モデルだから、、、
クルーヴ島のオリジナル
ミュージアムショップでは、展覧会図録を販売していましたが、正直な所、この図録には感心しません。資料のために欲しかったのですが、結局買わなかった。
ブックデザイナー祖父江さんが手掛けた図録がウリということで、表紙が黒に刺し色が赤、というのもピンとこないけれど、問題は作品の印刷の色味なのです。
どの展覧会でも、オリジナルの絵の色を、そのまま印刷で再現するのは無理と分かってるものの、色味のぶれ方に工夫が欲しいといつも思う。
というのは、以前に知人がロンドンで「ムンク展」を見てきた時に、「Exhibition Guide」をくれたのだけど、これが簡単なガイド冊子なのに、実にムンクの絵の雰囲気を再現しています。
印刷の色味のベースが違うのだと思う。
いずれにしろ、色はぶれるのだから、
値段は3000円だっけ? 安くはないよね。いや、高い。
もう少し北欧の色彩感をキチンと伝えるように印刷してください。
あまりに商売主義でした。
母国フィンランドの展覧会には、図録はないようです。