トーベ 小説・短編

『少女ソフィアの夏』と8月

Sommarboken - 夏の本 「おばあさんはいつでも、八月のこの大きな変化が好きだった。あらゆるものがここでなければ、というそれぞれの場所を得ていく、いつも繰り返されていくその様子が好きだったのだろう、人の痕跡が消えて、可能な限り島本来の姿に戻ると…

「フン、やっぱりプラスチックだ」 と言った、ソフィアの夏のおばあさん 

トーベ・ヤンソン「少女ソフィアの夏」の一編「おとなりさん」 おばあさんとソフィアの会話。「・・・まったく、あのドアだって、とんでもない方向につけたもんだよ。これじゃあ、南西の風のときには、ぜったいにあけられないよ。あそこにあるのがこの家の水…

トーベ・ヤンソン「少女ソフィアの夏」 Sommar boken

「彫刻家の娘」が、内省的で幻想的とすれば 「少女ソフィアの夏」Sommar boken は、ワイルド。22編のおばあさんと孫娘の物語。冒頭の最初の2ページで、私は椅子から落っこちそうになった。 これは、もうトーベでなければ書けないと思った。(内容は書かな…

彫刻家の娘(初訳版) トーベ・ヤンソン 

トーベ・ヤンソンの作品に初めて接したきっかけは、「彫刻家の娘」だった、と思います。 14才の時に読んだのですが、(すっごい、昔・・・)大人向けにトーベはこの本を執筆していますから その年代では、そううまく理解できない。トンボの飛びまわる原っ…